15. 相続税の基礎控除

「実家の親父、そこそこ貯め込んでるみたいだな。
でも、相続税の心配をすることもないだろう?!」

はたして、
どのくらいの財産があったら相続税の心配をしなくちゃいけないのか?


── 今日のキーワード ────────────────────────

 ● 相続財産が、基礎控除額を超えているかどうかをチェック!

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相続税は、
『(相続財産-基礎控除額)×税率 』
という算式で計算されます。
※本当はもっと複雑ですが、細部を省略するとこうなります。


基礎控除額は次のように計算されます。
5000万円+1000万円×法定相続人数

相続人が妻と子供2人の場合の基礎控除額は、
5000万円+1000万円×3=8000万円となります。

この場合、相続財産が8000万円以下なら相続税を支払う必要はあり
ません。

法定相続人が多ければ多いほど、基礎控除額が増えることになります。


相続税には様々な特例があるので、基礎控除額を超える相続財産があっ
たとしても、相続税額が0円 となることもあります。
が、相続税を支払う必要があるかどうかの判断をする上で、基礎控除額
を超える財産があるかどうかが、最初の大きな目安となります(^.^。